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タマシイの声を聞け [The sky is the Limit]

もし、コストが上がるからできないと言うのであれば、できるけれどコストが上がってしまうという言い方のほうがまだましです。あとはコストを下げる努力をすればいいだけですから。
ですから、座右の銘を頼まれて書かなければならないとき、『答えは必ずある』と、書くようにしています。

(人見光夫氏、インタビュー記事より引用)

SKYACTIVとは?、と言ったときの私の解釈は、クルマとして動くところをいかに楽しく、人馬一体に動くかというのが一番の肝で、それを、いかに少ない燃料消費で、またお客様の少ない動きで実現するか。それが、フェイスリフト(マイナーチェンジ)のアクセラであると。
とにかく「乗って楽しい、クルマから降りたくない、そしてまた乗りたい!」と思う。燃料消費が少ないからもう一度乗れる。そのように作ってきたつもりです。
(猿渡健一郎、インタビュー記事より引用)


クルマ関連のポータルサイト「オートックワン」で、SKYACTIVエンジンの生みの親である人見氏と、アクセラ・スカイアクティブの生みの親である猿渡氏のインタビュー記事を2本見かけました。
冒頭の引用部分からも窺い知れるように、どちらのインタビューも、マツダが脈々と受け継ぐ技術者魂が全編から迸る、じつにシビレる内容です。

■マツダ 執行役員 パワートレイン開発本部長 人見光夫インタビュー
http://autoc-one.jp/mazda/demio/special-845398/

■マツダ プログラム開発推進本部主査 猿渡健一郎 インタビュー
http://autoc-one.jp/mazda/axela/special-896557/

人見氏は、世界で初めて圧縮比14という量産高圧縮比ガソリンエンジンを開発し、純ガソリンエンジンでハイブリッドに匹敵する燃費を達成した立役者。
猿渡氏は、再始動にスターターモーターを使用しない世界初のアイドリングストップシステムi-stop商品化の立役者で、アクセラ・スカイアクティブの開発リーダーです。
お二方の語る内容も素晴らしいですが、この人たちの場合、それを実際にやってのけたところがなおさら素晴らしい。

実際、必須ではなかった今回のアクセラ・スカイアクティブ購入の決断の裏には、SKYACTIVがまだSKYと呼ばれていた頃からずっとウォッチしてきた中で見聞きした、こういったバックグラウンドやマツダスピリットを深く知るにつれ、ぜひにもマツダを応援したい!という気持ちが強くなったからということもあります。

マツダは、言ってみれば自動車業界のプロビンチャ的存在。
企業規模も小さく、大手に比べればお金もなく、ブランドイメージも相対的に低いでしょう。
しかし、志と技術力を持つ、実に気高きプロビンチャです。
エンジン・トランスミッション・シャシー・ボディを包括的に改革するというSKYACTIVも、それが可能なくらいの企業規模だからこそできたのだ、という側面も確かにあるでしょう。
でも、だからこそ、いいじゃないですか。
世の中全般が安易なエコに流れても、マツダがクルマを作ることの意義を忘れない。
ひたすらに本質を突き詰め、ひたむきに理想を追求し、愚直なまでの生真面目さで商品化する。
それこそが、私がマツダ車にだけ感じる魅力の源泉。
気高きプロビンチャとして、これからも頑張ってほしいです。

VIVA! Zoom-Zoom!


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